住宅ローンの利用条件とは?審査に通過するために押さえたいポイント

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住宅ローンには、どのような条件があるのでしょうか。また住宅ローンを利用する際に気をつけるべきポイントとしてどのようなものがあるのでしょうか。この記事では、住宅ローンを利用するための主な条件について解説した上で、住宅ローンの審査に落ちてしまう主な理由、そして住宅ローンの審査に通りやすくする対策についてお伝えしていきます。この記事を読めば、住宅ローンの利用についての疑問が解決して、前向きに自信を持って住宅ローンを活用することができるようになります。

住宅ローンを利用するための主な条件とは?

多くの人にとって、不動産の購入ははじめての経験であり、住宅ローンに関する知識が不足しているのは当たり前です。では、住宅ローンには、どのような条件があり、条件をクリアするためにはどのようなことが必要となるのでしょうか。ここからは、住宅ローンを利用するための主な条件について解説していきます。

年齢の条件

住宅ローンは、基本的に申し込み時の年齢に制限が設けられています。これは、金融機関が将来的に貸し付けたローン金額を返済してもらうための制限です。申し込み時の年齢が20~65歳前後といったように、完済時の年齢に制限がある場合もあります。一般的には80歳前後での完済が、一つの目安になっています。

収入の条件

住宅ローンを利用する上で注目されるポイントとしては、安定した収入があることが挙げられます。金融機関によっては、勤続年数や年収などの条件を満たす必要があります。

国籍の条件

住宅ローンを利用する際は条件として日本国籍を持っていることが挙げられます。外国籍の場合は日本の永住許可など有効な身分証明書を持っていることが条件となります。

物件の条件

物件自身の条件も検討する必要があります。本人や家族が住むための住宅であること、日本国内にある物件であることが条件となります。投資用のマンションなどには住宅ローンは活用できません。不動産投資ローンを利用することとなります。離島などの一部地域は取り扱い対象外となる場合があります。いずれにしろ、法令に適合している物件であることが大切です。

住宅ローンの審査に落ちてしまう主な理由

住宅ローンは申請すれば誰でも使えるものではなく、金融機関による審査があります。また各金融機関によっても審査基準が異なります。ここからは、住宅ローンの審査に落ちてしまう主な理由について解説していきます。

申し込み者の条件が基準に満たない

住宅ローンの審査に落ちる主な原因の一つが、申し込み者の条件が基準に満たないことです。具体的には、雇用形態や勤続年数などの条件が原因となります。継続的に住宅ローンを支払う能力がないと判断されると、審査に落ちやすいです。また、年齢などの条件が原因となることもあります。80歳前後までに完済できない場合は注意が必要です。定年退職後の返済能力も審査対象となります。

返済負担率が上限を超えている

返済負担率が上限を超えている場合、審査に落ちる可能性が高いといえます。返済負担率とは、年収に対する借入額の割合のことです。一般的に、返済負担率の目安は年収の20~30%程度とされています。返済負担率に問題がなくても審査に落ちる可能性があります。例えば、住宅ローン以外に借り入れがある場合などです。

クレジットカードの支払いに遅延がある

過去にクレジットカードの遅延情報があると審査に落ちる場合があります。個人信用情報は審査の対象となります。個人信用情報とは、クレジットカードや各種ローンなどの取引状況を示す情報のことで、過去の返済状況が記録されています。

本人の健康状態が悪い

申し込み者本人の健康状態が悪い場合も、住宅ローン審査に影響します。病歴や健康状態に問題があると審査に落ちることがあります。本人が病気にかかったり死亡したりするとローンの返済が滞るおそれがあるためです。生命保険に加入できないと住宅ローン審査に落ちやすくなります。住宅ローンの申し込み時に団体信用生命保険への加入が必要です。

住宅ローンの審査に通りやすくする対策

金融機関による住宅ローンの審査を通過するためには、様々なテクニックを使う必要があります。ここからは、住宅ローンの審査に通りやすくする対策について分かりやすくお伝えしていきます。

他のローンを完済する

住宅ローン以外のローンを完済すると、住宅ローンの審査に通りやすくなります。具体的には、奨学金、カーローン、クレジットカードの未払い分などです。住宅ローン審査の際は、返済中のローンの金額も含めて審査が行われます。すでに借り入れしているその他のローン金額によって、審査に落ちたり融資が減額されたりする場合がありますので注意しましょう。

夫婦合算の年収で審査を受ける

夫婦が共働きの家庭の場合、夫婦の収入を合算して住宅ローンの申請ができます。配偶者以外にも、本人と同居する親、子供などから1名の収入の合算が可能です。この場合、相手は連帯債務者となります。

個人信用情報の更新を待つ

個人信用情報の更新を待つというのも一つの方法です。過去に審査に落ちる要因があっても、時間が経過してからあらためて申し込むと審査に通過する可能性があります。個人信用情報は5~7年で更新されます。
あらかじめ自分の個人信用情報を確認しておくと安心です。信用情報機関へ情報開示の申込みを行うことで、自分の個人信用情報を確認できます。

住宅ローンの条件をクリアするために審査対策を徹底しよう

新しい住宅を購入する場合、多額の購入金額が必要となるため、ほとんどの人は住宅ローンを利用します。マイホームの購入には、住宅ローンの研究と対策が必要不可欠といえます。
しかし、ほとんどの人は、住宅を購入することがはじめての経験であるため、住宅ローンを難しく感じています。また、不動産取引全般について、漠然とした不安を感じています。

 

住宅ローンについてしっかり調べて、必要な知識を取得した上で、住宅ローンの申し込みを行うことで、住宅ローンの審査を通過することは決して難しいことではありません。
記事内でも解説した通り、住宅ローン以外の借り入れを完済する、収入を夫婦合算として申し込む、個人情報の更新を待つなどの対策をとることで、住宅ローンを受けることができるようになります。住宅ローンの条件は金融機関によって異なりますが、基本的な審査の仕組みは共通なので、今回のテクニックはどの金融機関の住宅ローンを利用する場合にも参考にして頂けます。今回の記事内容が、住宅ローンを利用する上でお役に立てば幸いです。

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