一戸建ての光熱費はマンションよりも高い?上手に節約する方法は?

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水道代や電気代、暖房代など、一戸建てにかかる光熱費は、どのくらいなのか気になりますよね。この記事では、一戸建ての構造と光熱費の関係から、全国の光熱費の世帯平均、具体的な一戸建ての光熱費の削減方法など、一戸建ての光熱費に関する様々な情報についてお伝えしていきます。

 

一戸建ての光熱費はマンションよりも高い?

一般的には、一戸建ての光熱費はマンションよりも高いと言われています。居住面積の広さや外気の影響など、一戸建ての光熱費が高くなる原因について、一つ一つ解説していきます。

居住面積が広い分、光熱費が高くなる

一戸建ては、一般的なマンションに比べ、居住空間そのものが広くなります。

廊下や階段がある分、居住面積が広くなれば、電気やエアコンを使用する度合いも増して光熱費が高くなります。

外気の影響を受けやすい

一戸建ての場合、外気の影響を受けやすく、冷暖房費が多くかかりやすいです。集合住宅であり、上下左右に家が存在するマンションのほうが、気密性や断熱性が高いと言われています。

ここまでは構造上、外気の影響を受けやすく光熱費がかかりやすくなるという一戸建てのデメリットについてお伝えしてきました。しかし、一戸建てには、マンションにはない光熱費対策が存在します。次項からは具体的な方法について解説していきます。

光熱費に関する一戸建てのメリットと注意点

ここまでは、居住面積などを一戸建ての光熱費が高くなる理由について解説してきました。ここからは太陽光発電など、光熱費に関する一戸建てのメリットについてお話します。

一戸建てならではのメリット

・建材を工夫できる

一戸建てならではのメリットとして、新しく家を建てる場合などに建材を工夫できる点が挙げられます。断熱効果のある屋根や外壁を使用することで、冷暖房費の節約が可能になります。

・太陽光発電を設置できる

もう一つの一戸建てならではのメリットとして、太陽光発電を設置して、電気を作ることができます。太陽光発電によって電気代を節約すること可能になると同時に、売電して収益を得ることも可能です。ケースによりますが、世帯によっては家庭で使う全ての電気を太陽光でまかなった上で、電力会社に電気を売って副収入を得ている家庭もあります。

注意点

太陽光発電設備の導入において注意すべき点としては、節電対策に必要な初期費用が高くなる傾向があることです。屋根や壁の断熱材は、断熱性の高いものを採用すれば、当然ながら材料費が高くなります。

また太陽光発電システム、蓄電システム設備の導入は初期投資が数百万円程度かかります。特に太陽光設備導入の際は、費用対効果に注意が必要です。

光熱費の削減のための設備投資は重要ですが、初期投資とのバランスに考慮しましょう。

一戸建ての光熱費を節約する方法

一戸建ての光熱費を節約するにはどのような方法があるのでしょうか。平均的な世帯の光熱費データを踏まえた上で、日常生活レベルで取り組むことができる具体的な節約方法について解説していきます。

光熱費の平均はどれくらい?

平均的な世帯の光熱費はどのくらいなのでしょうか。

総務省統計局が発表した「家計収支の概況(2人以上の世帯)」というデータによると、2017年の2人以上の世帯における消費支出のうち、ひと月あたりの光熱・水道の平均額は21,535円です。

※出典元:総務省統計局「家計収支の概況(2人以上の世世帯)」https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/nen/pdf/gy01.pdf

21,535円の内訳は以下の通りです。

電気代:ひと月あたりの平均額10,312円

ガス代:ひと月あたりの平均額4,725円

上下水道料:ひと月あたりの平均額5,199円

その他の光熱費:ひと月あたりの平均額1,300円

各家庭によって適切な光熱費は異なりますが、一つの事例として参考にしてください。

光熱費の節約方法は?

ここからは光熱費の具体的な節約方法についてお伝えしていきます。

・窓を断熱する

窓を断熱することで、部屋が暑くなりすぎたり、寒くなりすぎたりするのを防ぐことができます。このように窓の断絶は冷暖房費の節約につながります。簡易的な方法としては、断熱シートやスプレーを利用すると簡単です。

・家電製品の買い替えを検討する

意外に思われるかもしれませんが、エアコンや冷蔵庫、テレビなどの買い替えも光熱費の節約につながります。なぜなら、古い家電は、消費電力が大きい可能性があるからです。節電効果が高い省エネタイプの家電商品に買い替えることは、光熱費を節約する上で有効な手段です。

・生活に合わせた電力プランに変更する

電気代の料金プランや契約アンペアを見直すと、節約につながる場合があります。世帯人数が少ないにもかかわらず、人数が多い世帯と同じプランを選んでいるケースがあります。

契約アンペアが使用状況に合っていない場合、本来は支払わなくて良いはずの電気代金を支払っていることになります。

また、夜の時間帯の電気使用量が多い家庭向けのプランなど、電気を利用する時間帯に合わせたプランに変更できる場合もあります。

・使っていないコンセントを抜く

コンセントを差したままにしておくと、電源を切っていても電気代が発生します。この電力を待機電力と呼びます。待機電力が発生していると電気代がかかります。

エアコンやストーブ、ガス瞬間湯沸かし器、トイレの温水洗浄便座など、使っていない設備のコンセントを抜いて節約をしましょう。

また、エアコンの温度設定では、夏の冷房の温度を1度高くすると約13%の消費電力の削減になり、冬の暖房は1度低くすると約10%の消費電力の削減につながります。環境保全の効果もあるので、エアコンの温度設定も意識していきたいところです。

一戸建ての光熱費はできるところから節約しよう

私たちが普段生活していく中で様々な費用がかかりますが、節約する上で注目したいのは月々にかかる固定費です。固定費の中でも光熱費は、少しの工夫で大きな節約効果が期待できるポイントです。一戸建てはマンションに比べると光熱費が高くなる傾向にあるため、一戸建てを検討している人は、あらかじめ節約について真剣に調べておきましょう。

一戸建ての光熱費については、断熱材や太陽光発電、など大きな部分から、家電の選択、コンセントを抜くなどの日常のちょっとした工夫まで数多くの節約方法が存在します。今回の記事を参考に、自分の生活に取り入れやすい節約方法から実践してみてはいかがでしょうか。

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