いくらかかる? キッチンリフォームの費用と事例

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

キッチンは主婦にとって何より大切な聖地。使い勝手が悪いと料理さえも楽しくできませんよね? この記事ではキッチンをリフォームする場合の費用や事例をご紹介していきます。

キッチンのリフォームを成功させるべく、ぜひこの記事をお役立てください。

1、キッチンのリフォーム費用はズバリいくら見ておけばいい?

キッチンのリフォームにも色々あります。例えばコンロだけの入れ替えの場合、コンロのグレードにもよりますが10万円前後からできますし、ガスコンロをIHに変えたいということでしたら、おおよそ25万円程度でできます。

システムキッチン自体の交換をする場合の目安はおおよそ50万円位。サイズを変えたり場所を変更したりする場合は、その分費用がかさみ100万円程度かかります。

また、「今は壁付けのI型キッチンだけど対面キッチンやアイランドキッチンに変更したい」「リビングとつなげてオープンキッチンにしたい」などの要望があれば、材料費だけでなく大掛かりな内装工事が必要になるため400万円万円以上見ておく必要があります。

キッチンを含む部屋の面積(リフォームする面積)の大きい順に、対面型>L型>I型となり、費用も概ねその順番つまりキッチンを含んだ部屋の面積が広くなればなるほどリフォーム費用がかかることになります。

つまり一言でキッチンといっても、どのようにリフォームをしたいかやグレードによって大きくリフォーム費用が変わってきますが、大体どのくらいかかるかの相場は知っておきたいところだと思います。

(1)リフォーム費用の相場は?

では、実際にリフォームした人はどのぐらいの費用をかけているのでしょうか? 価格.comが行ったアンケート結果を見てみましょう。

出典:http://kakaku.com/reform/0106/cost/

この統計を見ると31万円〜100万円の間が40%弱、そして151万円以上が30%以上になっています。この数字が意味するところは、システムキッチンの入れ替えだけでなくより使い勝手のよいキッチンにリフォームをしているケースが多いということです。

どうせ入れ替えるならしっかりリフォームしてしまおうと考える傾向があります。

こちらはリフォーム費用・相場の目安です。下記の数字はキッチンのみではなくLDKやDKのリフォーム費用も含まれています。こちらを見てもやはり151万円以上キッチンのリフォームに費用をかけていることが分かりますね。

出典:Panasonic http://sumai.panasonic.jp/sumai_create/hiyou/kitchen/

ここで西武開発様の実例として
・10万円〜30万円でできるキッチンリフォーム例
・30万円~150万円までのキッチン リフォームの事例
・150~400万円 でできるキッチンリフォーム例
をご紹介できたらと思います。

2、あなたのライフスタイルに合うキッチンスペースはどれ?

キッチンは生活や部屋の作りに大きな影響を与えるため、まずはどんなライフスタイルを送りたいか決める必要があります。

例えば「お料理を作っている時の匂いが部屋に漂うのが苦手だから、キッチンは独立していた方が良い」と考える方もいれば、「家族とコミュニケーションをとりながらお料理をしたいから、リビングダイニングと一緒が良い」と考える方もいます。

ご自身のライフスタイルに合ったキッチンスペースはどんなタイプでしょうか?

(1)「汚れ」や「匂い」を気にするなら……独立キッチンスペース

例えば急な来客の時、キッチンが片付いていなくて恥ずかしい思いをしたという方も多いのでは? キッチンはとかく汚れがちです。今は掃除をしやすいコンロになっていますが、マメに掃除をしないとやはり油汚れが気になるもの。

また食材や調味料などもきちんと整理しないと雑然としたイメージを与えてしまうのがキッチンです。オープンキッチンが人気ではある中、この独立キッチンを選ぶ方が多いもの実はこの「汚れ」や「匂い」を気にする方が多いからなのですね。

メリットは正にこの2点を気にしないで済むこと、と言えそうです。

①独立型I型キッチン例

非常にベーシックな独立型キッチンの例がこちらですが、ガス台とシンクの間の作業スペースだけでなく作ったものを置いておけるスペースが後ろ側にあるのはとても魅力的ですね。

また、扉を締め切ればキッチンの汚れや匂い、音などが他の部屋に漏れることはありません。導線などをしっかり考えることで自分が使いやすいキッチンに仕上げることができそうです。

出典:https://suvaco.jp/room/wjhbRgKUvs

②独立L型キッチン例

収納が多く広々とした独立L型キッチンがこちら。広々としたスペースがあるため、キッチン内で家族が行き交っても問題なさそうですね。

これだけ広いキッチンスペースがあると家族と一緒にお料理や後片付けなどが楽しめそうです。

出典:https://suvaco.jp/room/qRMlvkfAjy

(2)狭いながらも工夫次第でお洒落で個性的な独立キッチンに

独立キッチンにするには、狭小住宅やキッチンにあまりスペースを割くことができない、というケースもあるでしょう。その場合でもこのキッチンようにご自身の好きな物で彩ることでご自身にとって居心地のよいキッチンが出来上がります。

小さいからと諦めず、この例のように小さいならば小さいなりにキッチンスペースに足を踏み入れるだけで気分が上がりそうな「あなただけのキッチン作り」をしたいものですね。

出典:http://3.bp.blogspot.com/-ZjwTdTunhs4/USws_chq62I/AAAAAAAAb6g/WoQUZm_rniU/s1600/Kitchen_Galley_Style_8.jpeg

①「家族の顔が見たい」なら……ダイニングキッチンスペース

ダイニングキッチンは食事を作るキッチンと食事を食べるダイニングルームを1つにした部屋のことを言います。くつろいだり家族団らんを楽しむリビングとは別にし、あくまで食事をするスペースを確保したい方向けの間取りと言えます。

近頃は家族とのコミュニケーションを楽しんだりテレビを見ながらお料理をしたい方が多く対面キッチンやオープンキッチンが人気ですが、調理中の匂いが部屋にこもったり食後の片付けの音が気になったりしてくつろげないからとあくまでリビングと切り離す方も少なくありません。

早速いくつかのダイニングキッチンをご紹介しましょう。

②コンパクトなスペースをうまく活用したダイニングキッチン例

キッチン脇のダイニングスペースに大きめなダイニングテーブルを置いた例です。ダイニングスペースは狭めですが、キッチンで作った物をすぐにダイニングテーブルに運べたり、食事中もすぐに必要なものをキッチンに取りに行ったりすることができそうで使い勝手が良さそうです。

出典:http://www.houzz.com/photos/36897833/Upper-West-Side-contemporary-dining-room-new-york

③洗練されたダイニングキッチン例

海外のアパートメントに良くありそうなダイニングキッチン例ですね。キッチンスペースにダイニングテーブルを置き、作った物をすぐに味わえそうですし、キッチンの作業スペースの狭さをダイニングテーブルで補うことができそうです。

シンプルになりがちな白をベースにしたキッチンですが、アイテムを厳選することでお洒落で清潔感のあるキッチンが実現しています。

出典: http://cdn.freshome.com/wp-content/uploads/2011/12/Swedish-apartment-2.jpg

④ダイニングテーブルと作業台が一体型のカウンターキッチン例

料理の下ごしらえ、盛りつけや配膳をする際のスペースがもっとあれば、と思った経験のある主婦は多いのでは?

作業台としても広々使えるダイニングテーブルがあれば幅広い料理が実現しそうですね。

出典:http://24.media.tumblr.com/tumblr_m6wne8StYg1qb83abo1_500.jpg

(3)「キッチンを、家族空間にしたいなら」……リビングダイニング一体型キッチン(オープンキッチン)スペース

居間・台所・食堂の機能を1室にした部屋をLDKと言いますが、近頃は部屋を細々と区切りたくさんの部屋を作るより、ワンフロアを一部屋にする、つまりワンフロアLDKを希望される方が多くなってきました。

ワンフロアLDKにすることのメリットとしては、明るく風通しの良いスペースができること、広々と開放的な空間が実現することと言えます。

またこれまでは奥様だけしか入らなかったキッチンがオープンキッチンになることにより、ご主人やご家族が自然にキッチンに足を向けるようになったり、料理を作りながら家族とコミュニケーションを取ることができるようになるので、より家族団らんの時間が楽しみになることでしょう。

①コンパクトながらスペースを有効活用したLDK例

インテリアにマッチしたキッチンカウンターでキッチンの油はねなどを防ぎながらもお洒落なLDKにしています。

一般的にはキッチンカウンターのすぐ横にダイニングテーブルを配置するところでしょうが、キッチンの出口付近にダイニングテーブルを置き配膳をしやすくするなどの工夫をされています。

出典:http://suumo.jp/remodel/ki_0000055/jitsurei/sb_0000343219/?ar=030

②マンションにありがちな縦長の空間を利用したLDK例

壁づたいにソファを置くなどして縦長のスペースを有効に活用しながらも広々としたスペースを実現しています。狭小住宅などで縦長にしか部屋のスペースを取れない場合などにもこのレイアウト良さそうですね。

出典:http://www.houzz.com/photos/13099958/Coastal-Contemporary-Ocean-View-beach-style-living-room-vancouver

3、形式から選べるタイプ別キッチン

これまで3つのキッチンスペースをご紹介してきました。キッチンと言ってもI型やアイランド式、壁付きタイプやL型、ペニンシュラタイプなど色々あります。ここではタイプ別にキッチンをご紹介していきます。

(1)I型キッチン

I型キッチンとはコンロからシンクまで横一直線に並んでいる横長キッチンで、壁付けタイプと対面タイプがありますが、マンションや一般的な住宅で一番よく使われているキッチンタイプです。

①壁付けタイプ

壁に面して横一直線に並べているのが壁付けのI型キッチンです。

出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/42190/

②対面タイプ

マンションなどでよくあるのがこの対面のI型キッチン。家族とコミュニケーションを取りながらお料理を楽しめそうですね。

出典:http://sumai.panasonic.jp/sumai_create/hint/0041cat003.html

(2)L型キッチン

L型キッチンの特徴は片方の面がコンロ、もう片方の面にシンクなどキッチンがL型になっているため、移動が楽で効率的に料理ができることと、I型キッチンよりも比較的作業スペースを広く取れることです。

ただし、I型よりもスペースが必要になるため、ある程度の広さを確保する必要があります。

①壁付けタイプ

L型で多いのがこの壁付けタイプ。L型は使えないスペースができると言われているのですが、壁付けの場合はこのようにスペースを有効活用できるのが特徴です。

出典:http://www.houzz.com/photos/3148497/Pure-and-Simple-contemporary-kitchen-minneapolis

②対面タイプ

L型の対面タイプキッチンは壁付けタイプに比べコーナーがデッドスペースになるため、スペースに余裕があることが必要です。

出典:https://reform-image1.homes.co.jp/smallimg/image.php?file=/build/ref2/images/client/9510610/construction_case/3616/3616_4_1.jpg&width=1280&height=1024&imagetype=.jpg

(3)アイランド型キッチン

アイランドキッチン島という名前がつく通り、壁にどの面も接することない島のようなキッチンを言います。オープンキッチンと言えばアイランドキッチンというイメージを持つ方も多いかもしれませんね。

とてもスタイリッシュなイメージがあり多くの主婦の憧れであり人気がありますが、ある程度部屋の大きさが確保されていないと設置が難しかったり、収納スペースを取りにくいなどのデメリットがあります。

出典:http://iiietsukuru.com/wp-content/uploads/2015/09/pana-ls-l_34-p_l.jpg

(4)ペニンシュラキッチン

ペニンシュラは半島という意味があります。一見アイランドキッチンと似ているペニンシュラキッチンですが、アイランドキッチンとは違い、左右どちらかの面が壁にくっついているキッチンをペニンシュラキッチンと言います。

出典:http://www.dai3.co.jp/_old_hp/rbayakyu/24th/times/news28.htm

(5)セパレート型キッチン

セパレート型のキッチンはコンロとシンクスペースが分かれており、それぞれの横に作業スペースを設けることができるため非常に使いやすく、このセパレートタイプを選ぶ方も少なくありません。

キッチンは作業したり作った料理を置いておくスペースがなく困るもの。それを考えると広い作業スペースを確保できるセパレート型は魅力的ですね。

出典:https://nasahome.co.jp/works/w_kitchen/kitchen_010.html

まとめ

この記事ではキッチンリフォームをする場合の費用の相場や、キッチンを選ぶ際に必要なキッチンタイプなどについての事例をご紹介してきました。キッチンそれぞれに特色があり、メリット・デメリットもあります。

まずはご自身やご家族がどんなライフスタイルを送りたいかをイメージし、理想のキッチンを手に入れていただくべくこの記事を参考にしていただけましたら幸いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロのアドバイザーへ相談しませんか?


▼西武開発公式ページは下記よりご覧ください。

▼その他、不動産のことでご相談なら下記WEBフォームへお問い合わせください。


WEB専用フォームはこちら

SNSでもご購読できます。